四国は高松の地で、三十数年間小児科クリニックという場で、何万という子どもたちを診てまいりました。今ではその
子どもたちが腕に赤ん坊を抱いて訪れてくれます。なんとほほえましいことでしょう。ご縁があり、昔むかし子育てをし
ていた東京で、新たにクリニックを開き、早や数年たちました。次の世代にお目にかかれるかどうかわかりませんが、地
域の皆様の健康に役立てるよう一生懸命努める所存です。
物言わぬ子どもの診察は難しいでしょうと聞かれることがありますが、子どもは快不快を体全体で表現します。ですか
ら慣れた小児科医には、子どもの診察はかえって易しいといえます。確かな判断と、子どもの自己治癒力を損なわない技
術で、かかわってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2014年10月、飯田橋駅前再開発事業で新築されたビルの3階に開院しました。理事長は小児科専門医、私は救急
専門医としての長い経歴をもっています。二人が密接に協力しながら、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の、どのよう
な健康問題にも応じられる総合診療クリニックを目指してきました。内科領域のさまざまな急性疾患や慢性疾患はもちろ
んですが、比較的軽症のケガやヤケドも診療しています。
受診された方の大部分は当院での治療によって良くなりますがなかには専門的な検査や治療が必要であったり、経過中
に症状が重くなることがあります。そうした場合、近辺には高度な総合病院、専門病院がたくさんありますので、そちら
へご紹介しています。
何でも相談できるファミリークリニックとして皆様のお役に立てることを願っています。